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2021年を振り返って ダメだった編
異常気象に翻弄された1年でした。
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異常が始まるまえの7月。夏野菜は順調。でも巷も豊作傾向で安値、野菜余りの状態が続き、直売所でも売れ残りの山でした。
そんな中、夏の後半戦に照準を絞ろうと思っていた矢先の8月…
観測史上最多降水量の豪雨
熊本は連日の雨続き。畑はずっと水浸し。子供達の夏のイベントは軒並み中止。従兄弟たちと家族で楽しみにしていた海水浴も中止に。
連日の雨が終わった頃には順調だった夏野菜の多くは腐れてしまっていました。
起死回生を願ってのぞんだ秋野菜でしたが
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ここから農園の秋冬野菜の種まきのスタートは例年9月25日ごろ。ところがそこから1ヶ月の間ほとんど雨が降りませんでした。就農して初めてレベルの少雨。灌水チューブを敷いたり、動噴で水をやったり例年とは違う作業に翻弄。それでも発芽は例年以下でした。
やっと芽が出た野菜たちも
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なんとか芽が出てほっとしたのも束の間。ときに旱魃の年に異常発生する害虫のヨトウムシが大発生。主に里芋とシカクマメが最初の被害に遭いそこから、畑全体に虫が拡散。大きくなり始めた野菜たちがボロボロに。葉物は出荷が出来ないほどに、ジャガイモにいたっては軸にされ、最後には枯れてしまいました。
どうにかならないものかと連日、虫が活動する夜に懐中電灯をつけて虫の捕獲に励んでいただけあって、心も折れつつありました。
少しは秋らしくもなりましたが
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そんな中でもニンジン、かぼちゃ、ネギなど例年よりは遅くはなったものの無事に収穫できる野菜も出てきてほっと胸を撫で下ろしました。
が、まだラスボスが!
このまま穏やかに年越しを迎えられるかと思った12月。作物に異変が、発芽したばかりの作物がなかなか大きくなりません。よくよく見ると昨年も被害にあったハクサイダニが発生。この虫、有機農業の大敵で多くの野菜の汁を吸って加害。寒さにも強く天敵もいない非常に困った害虫。ほかの農園での被害は聞いていましたが、とうとう我が農園でも対策を講じなければいけないレベルの被害。(この虫に関してはまたあらためてブログを書こうと思います)
年越しを前にラスボスの登場で2021年はリベンジを果たせないまま課題の持ち越しになってしまいました。
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そんな異常気象、害虫の発生に翻弄された2021年でしたが、農園の課題や異常気象など外的環境の変化への対処など学びや気づきもあった1年。
3歩進んで2歩もしくは3歩、はたまた4歩下がる状態かもしれませんが、2022年も前だけは向いて行きたいと思います(笑)